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適応障害はどんな病気?症状と特徴、原因について|心の病気

就職や入学など、環境が新しくなったときにうまく適応することができない場合があり、これを適応障害といいます。

今回は、適応障害の症状や特徴、原因について書いてみたいと思います。

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適応の意味とは?|心の病気

私たち人間は、自分が置かれている周りの状況や環境に合わせたり、逆に環境を変えたりして生きています。

例えば、気温が高くて暑いと体温調節するために汗をかきますし、会社への就職や大学への入学など新しい環境に変化したときにはそこでのルールに従い、環境に慣れるまでは丁寧な態度をとったりします。

こうした行動や生理的反応は本人が行きやすいようにするための自覚的または無自覚的なふるまいであって、これを適応といいます。

適応機制(防衛機制)とは?

とはいえ、生きていれば本人の目的がかなわずに欲求不満になったり、悩み事がなかなか解決しないこともあります。

そうしたとき、心のバランスをとるために適応機制(防衛機制)という心の機能がはたらきます。

適応機制(防衛機制)の例には、逃避的(仕事を先送りにする)、攻撃的(相手に責任があると非難する)、防衛的(言い訳をする)などの行動があり、そうした反応で自分の心を安定させようとするのです。

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適応障害とは?症状や特徴

ですが、強い心理的ストレスや困難な状況によって本人の耐性(耐える能力)を超えてしまい、適応機制(防衛機制)がうまくできなくなることがあり、これを適応障害(不適応)といいます。

適応障害の主な症状としては、情緒不安定、やる気が出ない、不登校やひきこもり、出社拒否、様々な身体症状がみられます。

セリエ博士によると、ストレスが原因となって胃潰瘍などの身体症状があらわれるケースもあるため、汎適応症候群と呼ばれました。

適応障害は治る?治らない?

適応障害はしっかりと治療すれば治る可能性が高い病気です。

ですが、適応障害は一時的な場合と長期間続く場合があり、その原因は①疾患②性格的な問題③環境的な要因が考えられています。

「不登校は学校に行かないことで心を安定させようとしている」という見方もあり、客観的には適応障害とみられても、本人にとっては適応するための試みであると考える説もあります。

まとめ|適応障害の原因と特徴、症状について

・適応障害とは、入学や就職などの新しい環境の変化にうまく適応することができない状態のこと
・適応障害の原因は強い心理的ストレスと考えられている
・適応障害の症状例として、情緒不安定、胃潰瘍、不登校、ひきこもりになるケースもある

◆この記事は、東京福祉大学名誉学長、立正大学 心理学部元教授の松原達哉先生執筆・監修「臨床心理学図解雑学(ナツメ社)」の内容を元に、当サイト編集事務局の心理カウンセラーが記事編集をしています。

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