フリッツ・パールズのゲシュタルト療法の目的と治療方法について

フリッツ・パールズ博士によって提唱された心理療法に「ゲシュタルト療法」があります。

ゲシュタルト療法は「今ここ」を重要視し、自己実現を目指す療法としても注目されています。

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ゲシュタルト療法の目的とは

心理療法のひとつであるゲシュタルト療法は、ドイツの精神分析家であるフリッツ・パールズ博士によって開発提唱されれた療法です。

ゲシュタルトとは、ドイツ語で「全体・統合・形」を意味する言葉です。

ゲシュタルト療法では、心の中にある欲求を「形」にして表現することによって、全体として「まとまり」のある方向へ、そして人格を「統合」していくことを目的としています。

どんな考え方や特徴があるのか?

ゲシュタルト療法の特徴としては、1人のクライアントが、患者自身が心の中に持つ様々な部分を1人で演ずる「役割演技」の技法が特徴的です。

基本的には、ゲシュタルト療法は治療者とクライアントが1対1で行うこととし、クライアントが自己の全体性を回復することを目的とします。

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例えば、クライアントが、不満を持っている自分とそれを責める自分の療法を演じているうちに、自分の中にある激しい攻撃性に気づき、円熟した全体性のある人格像に近づく、という考え方がベースにあります。

ゲシュタルト療法の治療方法(エンプティチェア)は?

ゲシュタルト療法では、言葉を使わない身体的コミュニケーションを重要視し、いろいろな身体的表現を活用しておこないます。

技法としては、「今ここ」で気づいた自分の問題を、クライアント自身の力で解決できるように治療が進められ、ワークショプ形式で行われるのが一般的です。

例えば、有名な椅子技法(エンプティチェア)では、クライアントが座るイス(hot chair)と、空のイス(empty chair)の2つのイスを効果的に用いて、クライアントを過去のつらい体験を現時点でのイメージとして再体験させます。

クライアントは、2つのイスを移動しながら、自己の様々な役割を演じ、それぞれの立場からの言い分に基づいて対話を進めることで、問題の解決を図っていくのです。

ゲシュタルト療法まとめ

・フリッツパールズが提唱した心理療法
・ゲシュタルトとは、ドイツ語で「全体・統合・形」という意味
・「今ここ」重要視する療法
・クライアントが役割演技を行う技法を取り入れているのが特徴
・有名な方法に「イス技法(エンプティチェア)」がある
・2つのイスを移動しながら、自分の立場、相手の立場になりきって対話することで、心理的問題の解決を目指す

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