キャリアカウンセリングとは?成り立ち、起源から実際まで
職業を中心とした人生のキャリア設計を援助していく方法に、キャリアカウンセリングがあります。
今回は、キャリアカウンセリングの成り立ちと起源、今日におけるキャリアカウンセリングの実際についてポイントを書き進めたいと思います。
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キャリアカウンセリングの始まりは?起源と成り立ち
まず、キャリアカウンセリングの起源(成り立ち)について。
一般的はカウンセリングは、大きく次の3つの流れに分けることができます。
・心理測定
・精神衛生
・職業指導
この中で、パーソンズ・Fから始まったといわれる職業指導の流れは、その後、学校教育や職業関連の行政における「職業カウンセリング」として発展し、現在「キャリアカウンセリング」と呼ばれるようになっています。
学校教育での進路指導としておこなわれている活動もキャリアカウンセリングと深い関係にあるといえます。
職業指導の開発者といわれるスーパー・D・Eは、職業指導を「ライフスタイルや人生をどのように生きるかという自己概念を、社会に適するような形で援助するもの」と位置付けました。
少し難しい表現ですが、つまりは「キャリアカウンセリングでは自己開発や自己成長に重点がおかれている」ということになります。
キャリアカウンセリングの実際
キャリアカウンセリングの分野は次の6つがあります。
①クライエントが自己理解を深めることのサポート
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②進路やキャリアに関する情報提供、クライエントの食魚理解を深める
③クライエントが自発的にいろいろな経験をおこなうようにする
④職業指導を行う
⑤クライエントが進路を決定し、職業選択をする
⑥追指導をおこない、これまでの経過を評価する
キャリアカウンセリングでおこなわれる心理検査など
キャリアカウンセリングにおいては、クライエントが「自分はどういう人間なのか」という自己理解ふかめるために、いろいろな心理検査や性格検査などを行います。
おこなわれる検査の種類としては、、性格を理解するためにYG検査やTEGなどがよくおこなわれ、また職業に対する興味や適性を調べるための職業興味検査や職業適性検査なども実施されます。
職業情報は様々なメディアによるものを提供し、あらゆる角度からカウンセリングをおこなって、クライエントのキャリア決定のサポートを行うのがキャリアカウンセリングなのです。
キャリアカウンセリングの場面と流れ
キャリアカウンセリングの代表的な場面は次のようなシーンがあります。
・学校での進路指導
・大学や企業主催の就職ガイダンス
・会社やハローワークなどの職業指導
自己概念を社会にふさわしい形で実現していくための援助や支援は、広い意味ですべてキャリアカウンセリングといえます。
また、キャリアカウンセリングの主な流れは次のようなプロセスとたどります。
①自己理解
仕事への興味や性格を知るために性格検査や心理検査、適性検査など様々な検査を実施して、自己理解を深める。
②職業理解
あらゆるメディアによる職業情報を提供し、職業に対する理解を深める
③進路決定
カウンセリングをおこない、職業選択する
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