発作症状を起こすパニック障害とは?病気の原因と症状|不安神経症

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発作症状を起こすパニック障害とは?病気の原因と症状|不安神経症

不安発作(パニック発作)を起こす不安神経症として「パニック障害」があります。

地震や火事などの災害や大事件による精神的ショックを受けた後に、不安発作(パニック発作)を起こしてしまう障害で、日常生活の中でのストレスが原因となることもあります。

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パニック障害の原因について

パニック障害は、パニック発作と不安感・恐怖感の双方が繰り返し起こる症状があらわれる不安神経症のひとつです。

パニック障害になる原因としては、地震や火災、雷、テロ、殺害などのほか、日常生活における精神的ストレスなども考えられます。

パニック障害の主な症状について

パニック障害の症状、パニック発作には個人差がありますが、次のような症状をおこす例が多いようです。

【パニック発作の症状例】
・過呼吸
・呼吸困難
・失神
・めまい
・吐き気
・発汗
・息苦しさ

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他にも、まわりの人や世界が現実のものと見えない非現実感や、自分が自分でない感じがする離人感、気が狂うのではないか、頭がおかしくなってしまうのではないかという恐怖や不安などもパニック障害の症状としてみられることがあります。

パニック発作の時間は長くても数分間で、しばらくすると症状はおさまります。

ですが、いつパニック発作の症状がおきるのかわからないこともあり、不安や恐怖感が高まってしまいやすい傾向がみられます。

また、パニック障害の患者のうち男女比率をみると、男性よりも女性の方が多く見られるようです。

パニック障害になった結果、日常生活にも支障をきたし、鬱状態になってしまうこともあるため、適切な治療が重要です。

まとめ|パニック障害とは

・パニック障害はパニック発作(不安発作)の症状がおこる不安神経症のひとつ
・パニック発作とは、発汗、失神、めまい、震え、吐き気、過呼吸など
・恐怖や不安の感情とパニック発作の両方が繰り返し起こる
・パニック障害の原因は、地震や火事などの自然災害、交通事故や事件、日常生活でのストレスなどが考えられる

◆この記事は、東京福祉大学名誉学長、立正大学 心理学部元教授の松原達哉先生執筆・監修「臨床心理学図解雑学(ナツメ社)」の内容を元に、当サイト編集事務局の心理カウンセラーが記事編集をしています。

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