スキゾイドパーソナリティ障害の特徴と症状について

パーソナリティ障害(人格障害)のひとつに、スキゾイドパーソナリティ障害があります。

そこで今回は、スキゾイドパーソナリティ障害の特徴や症状についてポイントをまとめてみたいと思います。

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スキゾイドパーソナリティ障害は人付き合いが嫌い?

スキゾイドパーソナリティ障害の人は、人付き合いを好まず、ひとり孤独で自分の世界に浸りやすいタイプといえます。他人に無関心で非社交的、孤独を好み、ひとりで行動する傾向がみられます。

スキゾイドパーソナリティ障害の人は、親しい友達も少ないことが多いのですが、そのことについて本人がストレスを感じているわけではなく、自分の世界に浸るのが好きなのが特徴的です。

また、内面的なところがあり、喜怒哀楽などの感情表現をおもてに出すことが少なく、まわりの人からは「冷たい人」といった印象をもたれることも少なくありません。

自分の心の内面的充実を追求し、読書、自然、芸術、文学などに関心を持つことが多いようです。

スキゾイドパーソナリティ障害の特徴

・人付き合いを嫌う
・他人に無関心
・非社交的
・孤独を好む
・友達が少ない
・感情の起伏が小さい
・芸術や文学を好む

【特徴】感情の起伏が小さい

スキゾイドパーソナリティ障害にみられる特徴として「感情の起伏が小さい」ことがあります。喜怒哀楽の感情をあらわにすることが少ないため、周囲の人に「冷たい人」という印象を与えがちです。

スキゾイドパーソナリティ障害の人は、感情表現することを無理に抑えているのではなく、そもそも感情の起伏が小さいと考えられています。そのため、大喜び、大泣き、怒るなどの感情表現をみせることがほとんどありません。

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情緒的にまわりの人となじみにくく、対人関係が希薄になってしまう要因のひとつになっています。

【特徴】芸術や文学など豊かな感性を持つ

スキゾイドパーソナリティ障害の人は、繊細で豊かな感性を持っている人が多く、作家やアーティストなど芸術の分野で成功をおさめているケースも少なくありません。

人付き合いを好まず、外の世界との関係は希薄になりがちですが、内面の世界は豊かなのも特徴です。

スキゾイドパーソナリティ障害の人は、手先が器用で料理や手芸などをしたり、読書、芸術、音楽など、自分の内面を充実させることに喜びややりがいを感じる傾向があります。自分の気持ちを絵画や文章などの形にする人もいます。

回避性とスキゾイドパーソナリティ障害の違い

他人との関わり、人間関係を築こうとしない点においては、回避性パーソナリティ障害とスキゾイドパーソナリティ障害は共通点があるといえます。

実際、スキゾイドパーソナリティ障害の中には、一定の割合で「ひきこもり」になっている人もいます。

ですが、回避性とスキゾイドパーソナリティ障害には大きな違いがあります。回避性の場合は、本当は他人と深く関わりたいという気持ちがありますが、自分が傷ついたり、軽蔑されることが怖くて対人関係を避ける特徴があります。

それに対して、スキゾイドパーソナリティ障害の場合は、もともと他人に関心が薄く、人間関係を築くことに興味がなく、そうした欲求もないのが特徴です。

ひとりぼっちで孤立しやすい、ひきこもりがち、といった表面的な点では両者は似ていますが、本質的な部分においては対照的といえます。

◆この記事は、精神科医、精神分析家、元福岡大学医学部教授である牛島定信先生執筆・監修「図解やさしくわかるパーソナリティ障害正しい理解と付き合い方 (ナツメ社)」の内容を元に、当サイト編集事務局の心理カウンセラーが記事編集をしています。

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