任意団体名義の口座を開設してみた。ゆうちょ銀行の必要書類規約例

先日、任意団体名義でゆうちょ銀行で口座を開設できたので、その方法や必要書類、規約例などを紹介したいと思います。

サークルや同窓会など、法人(株式会社)ではない任意団体で銀行口座をつくりたいと思っている人の参考になれば幸いです。

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①必要書類について|ゆうちょ銀行での任意団体名義の口座開設

「どの銀行が簡単に任意団体名義の口座開設ができるのか?」と、まず最初にいろいろと調べてみたのですが、ゆうちょ銀行が比較的審査もスムーズで、必要書類も少なく分かりやすいようです。

ゆうちょ銀行で任意団体(サークル等)の銀行口座を開設するときに必要となる書類は次の4点です。

・代表者の身分証明書(免許証)
・代表者の印鑑
・規約(※内容については後ほど例を貼っておきますね)
・団体の会員名簿

次に、それぞれの必要書類についてポイントをまとめておきますね。

必要書類①「代表者の身分証明書」

サークルや親睦会、スポーツチームなど、株式会社やNPOなどの法人ではない場合、銀行口座を開設するには「団体の代表者の身分証明書」が必要です。

一昔前だと、任意団体名義での銀行口座開設も簡単だったようですが、最近は振り込め詐欺などの犯罪行為等に銀行口座が使用されるのを防止するために「代表者の本人確認書類」が必要になっています。

本人確認書類について、銀行口座を開設する任意団体の代表者(会長など)の身分証明書(本人確認書類)は「免許証」で大丈夫です。

ほとんどの人は財布の中に免許証を入れていると思うので、口座開設時に窓口へ免許証を持って行くのを忘れることはないとは思いますが念のため。

必要書類②「団体代表者の印章(印鑑)」

ゆうちょ銀行で任意団体名義の口座を開設する場合、書類上の名義はあくまで「代表者」になります。

株式会社やNPOなど法人の口座開設の場合は名義も法人になりますが、任意団体は書類上は個人名義になります。

ですので、口座に登録する代表者の印鑑を忘れないように持って行ってください。銀行口座をつくるので「印鑑」が必要なのは、法人でも個人でも同じ話ですよね。

ここで多くの人が気にするのは「口座の名義表記はどうなるの?」という点ですね。

任意団体での銀行口座開設は代表者個人としての口座開設となる、と振込時の表記が代表者個人になってしまわないか、と心配される人もいるかと思いますが、そこは大丈夫です。

通帳に印字される表記は「団体名」になっています。漢字やひらがなだけでなく、アルファベット表記も大丈夫です。

つまり「任意団体で口座開設する場合、銀行の書類上は個人名義になるが、外向けには団体名義になる」といった感じですね。

必要書類③「団体の会員名簿」

あと、任意団体の口座開設時には「団体の名簿」も必要な書類になります。

団体名簿といっても、サークル等のメンバーの氏名だけの簡単な名簿でOKでしたよ。生年月日、住所、電話番号などは記載してなくても大丈夫です。ただただ氏名だけ。

参考&具体例として、A4用紙にこんな感じの簡単な名簿でいけました。
———–
団体名簿
1.山田太郎
2.山田花子
3.田中二郎
———–

本当に氏名だけです。笑

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予想ですが、団体名簿に関しては「あればいい」くらいのもので、比較的ゆるいみたいです。

とりあえずの名簿を作成しておいてください。

必要書類④「団体規約」

任意団体での口座開設時において、一番やっかいな必要書類は「団体規約」だと思います。

規約が必要って言われても、ちゃんと作成していない団体もあると思います。

また、団体規約があったとしても、銀行口座を開設するのに必要な内容が記載されていないと、せっかく手続きにいったのに作成できず帰るハメになってしまうこともあります。

何回も郵便局の窓口に手続きに行くのも手間ですし、できれば一度でサクッと口座を開設したいですよね。

そこで今回は、実際に郵便局の窓口でもらってきた「規約例」をまるごと紹介したいと思います。

規約例

これは郵便局で実際にもらってきた団体規約例なので、この内容で問題ありません。

それぞれの団体にあわせて必要箇所を変更してもらえれば大丈夫です。今回も実際に作成した規約はほぼこの内容と同じです。名称とかが違うだけ。

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ゆうちょ銀行小学校PTA団体規約

第1条【名称】団体の名称を「ゆうちょ小学校PTA父母会」とする。

第2条【所在地】この団体の所在地を次の所在地におく。
    大阪市中央区□□町1丁目2番3号

第3条【目的】この団体はゆうちょ小学校のPTA活動をすることを目的とする。

第4条【構成員】この団体はゆうちょ小学校に在籍する生徒の父母をもって組織する。

第5条【役員】この団体に次の役員を置く。
    会長1名 副会長1名 会計1名

第6条【役員の任期】役員の任期は2年とする。

第7条【会長】会長は会を代表し運営する。副会長は会長を補佐し、会長が欠員の時は会長の職務を遂行する。

第8条【運営】この団体は、毎年1回PTA総会を開催し、重要事項を審議する。また、議事は出席者の過半数の同意をもって決定する。

第9条【財務】活動に必要な資金については、会計が適正に管理を行い、毎月定期に会長の閲覧を受けるものとする。

第10条【規約改正】この規約は、会員の過半数をもって改正することができる。

第11条【設立年月日】本会の設立年月日は平成30年1月17日とする。

(附則)この規約は平成30年1月17日から適用する。

この規約の記載内容について事実と相違ないことを証明します。
大阪市中央区□□町1丁目2番3号
ゆうちょ小学校PTA父母会
会長 山田太郎 印
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一番最後に「この規約内容で合っているよ」という意味として、代表者による証明が必要です(代表者個人の住所・印鑑)。押印も忘れないようにしてくださいね。

さいごに

今回、実際に任意団体名義で口座を開設してみた感想ですが「やってみると意外に簡単だった」と感じました。

最初は「必要書類は何?」と右も左も何もわからないので、不安やら心配やらでオロオロしてましたが、郵便局の窓口(ゆうちょ銀行の窓口)で話を聞いてから必要書類を作成したので、「あれ?こんなもの?」というくらいスムーズでした。

通帳は口座開設手続きをしたその場で発行してもらえました。キャッシュカードは後日書き留めで郵送です。

あと、口座開設と同じタイミングで「ゆうちょダイレクト」の申し込みもしました。ゆうちょダイレクトの登録&管理手数料は無料です。

通帳かカードが手元にないと振込や入金確認ができない、郵便局ATMに行かないと手続きができない、とかになると面倒だったの、ネット上で使える「ゆうちょダイレクト」が便利だと思います。

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