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ADHDは遺伝するのか?家族や兄弟、親子間での発症率は?

最近の日本において、小学校や中学校など、義務教育の現場でADHDについての注目度があがり、一般社会においてもADHDについての関心が高まってきています。

ADHDは発達障害ですが、子供のADHDだけでなく、職場や会社などにおいて、大人のADHDについても関心が高まってきています。

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今回は、ADHDは遺伝するのか、家族や兄弟、親子の間での発症率などいついて書いてみたいと思います。

ADHDは遺伝する?遺伝しない?

ADHDは遺伝するのか、それとも遺伝しないのか。

いろいろと調べてみた結果、「ADHDはある程度遺伝する」という結論にたどりつきました。

ただ、「ADHDは遺伝する」とまで言い切ってしまうと、それはそれでちょっと違うニュアンスになってしまうそうです。

なんだかややこしいですが、「ADHDは遺伝性ではなく、家族性がある」という表現がすすめられているようです。

ADHDの最新の研究によって、ADHDの発症にはいくつかの遺伝子が関係していることが解明されています。

そのADHDを発症しやすい遺伝子が、親から子供に伝わると、子供はADHDを発症する確率が高くなります。

ですが、すべての遺伝子について研究されているわけではないので、ADHDの発症に関係している遺伝子を受け継いだからといって、必ずADHDを発症するわけではないそうです。

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家族や親族にADHDの人がいる場合といない場合とでは、ADHDになるリスクが高くなる、という意味で、ADHDは遺伝性ではなく家族性といわれるみたいです。

例えば、親が肥満体質なら子供も肥満体質になりやすい、糖尿病なら子供も糖尿病になるかもしれない、というのと似たような関係と考えるといいそうです。

家族にADHDがいる場合のADHDの発症率

家族にADHDがいる場合、ほかの家族がADHDになる確率は一般よりも高い数字になることが海外の研究結果で明らかになっています。

【兄弟がADHDの場合】
ほかの兄弟がADHDになる確率 25〜35%

【双子(一卵性双生児)の場合】
もうひとりがADHDになる確率 55〜92%

【父母の両親ともADHDの場合】
子供がADHDになる確率 20〜54%

【父親だけがADHDの場合】
子供がADHDになる確率 25〜35%

【母親だけがADHDの場合】
子供がADHDになる確率 15〜20%

【まとめ】

いかがでしたでしょうか。

いろいろと調べてみた結果「ADHDはある程度遺伝する」というとらえ方で大きくズレてはないようです。

家族や親族にADHDがいた場合、いない場合に比べるとADHDになる確率が高くなるようです。

ADHDは早期発見、早期の対応で、より適切な治療やサポートが可能になります。

もし、親や家族にADHDがいる場合は、子供もADHDの傾向があるかもしれない、と注意深く観察してみることをおすすめします。

◆この記事は、元東京大学医学部附属病院小児科医長、お茶の水女子大学大学院教授である榊原洋一先生執筆・監修「図解よくわかるADHD(ナツメ社)」の内容を元に、当サイト編集事務局の心理カウンセラーが記事編集をしています。

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