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ADHDは薬だけでは治らない?行動治療の必要性について

ADHDの治療では、薬による薬物治療とあわせて、問題行動を適切な行動に変えるための行動治療の必要性が高い考えられています。

そこで今回は、ADHDの行動治療の必要性、やり方や方法について書いてみたいと思います。

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ADHDの治療における行動治療の必要性

ADHDの子供は、知的障害ではなく学習能力があり、環境さえ整えれば、必要なことを学習し、理解し、身につけていくことが可能です。

学習して適切な行動を学び、身につけるまでの間は、ADHDの治療薬コンサータなどを使った薬物治療と並行しながら、行動を変えるための行動治療をおこなうことが望ましいADHDの治療方法といわれています。

コンサータを飲みながら、必要なことを学び、自分で行動や衝動をコントロールできるようにしていくのです。

最初のうちは、薬物治療と行動治療をあわせて行うことになりますが、治療がすすめばコンサータなどのADHDの薬も必要なくなっていくことでしょう。

ADHDの行動治療の方法とやり方のポイント

不適切な行動を適切な行動へとける学習による治療を、行動治療(行動療法)と呼びます。

行動治療は、薬のように即効性がある治療方法ではなく、ある程度の時間がかかるのですが、ADHDなど発達障害の子供の自立を促進させる効果が高い治療方法と考えられています。

ADHDの行動治療では、子供が問題行動をおこした場合には罰を与え、適切な行動の場合にはごほうびをあたえる、という方法がとられるのが一般的です。

ADHDの子供自身が、ごほうびがもらえる適切な行動を、自分の意志ですすんで選べるように導いていきます。

例えば、友達とケンカをしたときは罰をあたえ、ケンカをせず我慢でたときにはきちんとごほうびを与えるようにします。

そうすることで。ADHDの子供は、ご褒美が欲しいので、しだいにケンカをせず我慢できるようになっていきます。

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ADHDの行動治療はどこで受けられる?

行動治療は、日常生活を通して長期的に取り組んでいく治療方法です。

病院や専門機関に通って受ける治療法ではありません。

ADHDの行動治療は、基本的には日頃ADHDの子供と接する親や先生(教師)が行動治療の手法を学び、日常生活の中で取り入れていくことになります。

最近では、ADHDの子供を持つ親を対象にした「ペアレント・トレーニング」を実施している医療機関や専門機関も増えてきています。

ほかにも、行動治療(行動療法)の方法ややり方を紹介している本や書籍も増えてきています。

このようなものを参考にすることで、専門的な知識や技術を持たない親や学校の先生でも、十分に行動治療を実践していくことが可能になります。

罰は厳しくしないことが大切

ADHDの行動治療をおこなう上で大切なポイントは、「ほめる」ことを重点的にして、「罰」はあまり力をいれないことです。

感情的に怒鳴ったり、厳しく説教したり、叱ったり、体罰などは厳禁です。

厳しすぎる罰は、ADHDの子供の人格をゆがめてしまうことにもつながるので注意しましょう。

罰は、ごほうびをおあずけにする、というニュアンスととらえるとよいでしょう。

行動治療の罰とご褒美の具体例

【罰】
・ゲームをやらせない
・テレビを見せない
・課題を増やす
・点数やシールを取り上げる

【ご褒美】
・点数やシールをあげる
・ゲームを30分間する
・テレビを30分見てもよい
・課題をしなくもいい

【まとめ】

ADHDの治療は、ある意味で時間をかけてコツコツ取り組んでいく、というイメージですね。

ADHDは薬を飲んで治る病気ではなく、問題行動を望ましい行動へと変えるために、学習して身につけていく、というイメージのようです。

その行動治療をスムーズにするために、コンサータなどのADHDの治療薬をうまく活用するととらえるといいみたいです。

◆この記事は、元東京大学医学部附属病院小児科医長、お茶の水女子大学大学院教授である榊原洋一先生執筆・監修「図解よくわかるADHD(ナツメ社)」の内容を元に、当サイト編集事務局の心理カウンセラーが記事編集をしています。

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