発達障害ADHDの接し方トークンエコノミーとタイムアウトとは?

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発達障害ADHDの接し方トークンエコノミーとタイムアウトとは?

ADHDなどの発達障害の子供に対する行動療法の中で、最も一般的な手法がトークンエコノミーです。

今回は、行動療法の手法のひとつトークンエコノミーとタイムアウトのやり方や方法についてまとめてみたいと思います。

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トークンエコノミーのやり方/ADHD発達障害

トークンとは、乗り物やゲームで使うコイン=代用通貨の意味です。

このトークンを、ADHDなど発達障害の子供が望ましい行動をとれたり、課題を達成できたときに与えて、目標の枚数がたまったらごほうびと交換できるようにします。

逆に、望ましくない問題行動をしたり、課題ができなかったときは、トークンを取り上げて減点することもあります。

こうしたルールを決めておくことで、ADHDなど発達障害の子供はトークンを貯めてご褒美をもらおうとするので、適切な行動や、自分から進んで課題に取り組もうとするようになるのです。

トークンの種類は、コイン、シール、ポイント、得点などがあります。

発達障害の子供へのトークンエコノミーは、家庭での取り組みの中で活用される例が多いようです。

学校の授業ではトークンエコノミーは難しい

ただ、学校の授業などではトークンエコノミーを実施するのは少々難しい点があります。

もし、学校のクラスの中でトークンエコノミーを導入する際は、ADHDなど発達障害の子供だけを対象に特別扱いをするのではなく、クラス全員が参加できるようにして、不公平な感じにならないように注意しましょう。

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トークンエコノミーのご褒美は、係や役割など特典にするのもひとつの方法です。

学校でトークンエコノミーをおこなうとき、ADHDなど発達障害の子供だけがなかなかポイントがたまらない、といった状況にならないように配慮することも大切です。

学校の授業や教室で効果的なタイムアウト

タイムアウトは、不適切な行動をしたときに与える罰のようなものです。

例えば、学校の授業中では、教室から外に出して別の部屋に連れて行き、一定時間、別室に座らせる、などの方法です。

タイムアウトをおこなう時間は、発達障害の子供の年齢や問題行動の程度によって、長さを調整するようにします。

タイムアウトのやり方の例

[例]何度注意しても、授業中におしゃべりをやめないとき

①発達障害の子供に警告する「5つ数える間におしゃべりをやめないと、後ろの席に連れていきます」

②警告に従わなければ、後ろの席に連れて行き、決めた時間の間じっと座らせておく
(退屈だ、つまらない、と子供に思わせるような場所ばポイント)

③決めた時間がたったら、子供をもとの席に戻らせる

タイムアウトの注意点

・タイムアウトの時間は、長すぎず「罰を与えられた」と発達障害の子供が自覚できるくらいにする
・ひんぱんにタイムアウトをおこなうと、効果が薄れる場合がある
・罰を与えた後、望ましい行動に変わったときは、ほめる、ご褒美をあたえる、などの対応が望ましい

◆この記事は、元東京大学医学部附属病院小児科医長、お茶の水女子大学大学院教授である榊原洋一先生執筆・監修「図解よくわかるADHD(ナツメ社)」の内容を元に、当サイト編集事務局の心理カウンセラーが記事編集をしています。

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