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[ADHD]親戚付き合いや近所付き合いのポイントは?発達障害への理解を

ADHDの親にとっての頭を悩ませることのひとつに、親戚付き合いや近所付き合いがあります。

地域の近所の人や親戚の人に、ADHDという発達障害についての正しい知識と理解を深めてもらい誤解を解消することは大切なことです。

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そして、 ADHDの子どもに適した接し方、対処法で見守ってもらえることが重要です。

ADHDだと親戚付き合いや近所付き合いが難しい?

親戚が集まる結婚式や葬儀など冠婚葬祭の場面や、近所の人が集まるイベント会場など、ADHDの子どもを連れていくと、多動性や衝動性といったADHDの子どもの行動特性のせいで、周りの人から冷たい視線で見られてしまうことも少なくありません。

静かにしなければならない状況でADHDの子どもが騒いだり、並んでいる列に割り込んでしまうと、「どんなしつけをしているの!」「親が甘やかしすぎ」と非難されてしまうこともあります。

そんなときに「すいません。うちの子はADHDで・・・」と説明して理解してもらおうとすることは難しいものですし、かえって逆効果になりかねません。

安易に「ADHD」という言葉を使うこと親の責任逃れと受け取られることもありますし、ADHDへの偏見や誤解、差別のきっかけになってしまおそれも考えられます。

ADHDへの理解を深めてもらうこと

ADHDの子どもが問題を起こしたときは、誠意を持って相手やまわりの人に謝り「なかなか落ち着けず、軽はずみな行動をしやすい性質なんです」というように説明するとよいでしょう。

初めから、親戚や近所の人にADHDについて詳しい説明をしても、なかなか正しい理解をすることは難しいものです。

特に発達障害については誤解を抱いている人も多く、基礎的な知識を持っていない人にはなかなか理解できないものなのです。

親戚の人や近所の人と何度か接する中で、ADHDは生まれつきの行動特性で親のしつけとは無関係であることや、激しく怒ったり叱ったりすることがADHDの二次障害を引き起こすおそれがあることなど、少しずつ時間をかけてゆっくりと理解してもらうようにしましょう。

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発達障害、ADHDという専門用語は使わずに、特性について理解してもらうこと

親戚や近所の人が集まっている場で、ADHDの問題行動が現れた場合には、「発達障害」「ADHD」という専門用語は使わずに説明することが望ましいと言えます。

まずは迷惑をかけたことに対してきちんと謝ること、そして、時間を置いてから行動特性について説明することで、周囲の理解を得るように働きかけましょう。

ADHDの子どもは多くの大人に見守ってもらうことが大切

ADHDやアスペルガー症候群などの発達障害について正しい理解をもっていない人に、ADHDの子どもの状態を理解してもらい、適切な対処法や接し方をしてもらうことは簡単なことではありません。

ですが「ADHDのことを説明しても無駄」と思うのではなく、根気強く少しずつ理解を深めてもらうように伝えていく姿勢が大切です。

ADHDの子どもにとって、ADHDという発達障害を理解し、見守ってくれる大人をひとりでも多く増やすという気持ちが大切です。

理解者が増えることで、ADHDの子どもが安心して活動できる場も増え、子どもにとっても居心地のよい場所が増えます。

そうすることで、ADHDの子どもがスムーズに社会に溶け込んでいくことが可能になります。

家庭と学校(小学校・幼稚園・保育園)以外の生活の場があり、またそこで新しい人間関係を築けることは、ADHDの子どもの健やかな心身の成長につながるのです。

注意はしても、強く叱らないことをお願いしておく

周囲の大人から強く叱られたり、激しく怒られる機会が多くなると、ADHDの二次障害を引き起こすおそれがあります。

ADHDの子どもが不適切な問題行動を起こした場合、親戚や近所の人などまわりの大人には注意してもらうようにしても、強く叱ったり激しく非難すると自信をなくしやすいので注意するだけにとどめてください、等のお願いをするとよいでしょう。

◆この記事は、元東京大学医学部附属病院小児科医長、お茶の水女子大学大学院教授である榊原洋一先生執筆・監修「図解よくわかるADHD(ナツメ社)」の内容を元に、当サイト編集事務局の心理カウンセラーが記事編集をしています。

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