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ADHDの子どもを学校、教師はどう支援すればいいのか?特別支援は?

ADHDなどの発達障害の子どもの支援について、学校や教師はどのように支援すればいいのでしょうか。

担任教師ひとりだけではなく、学校全体で発達障害の子どもの支援を行っていく姿勢が求められています。

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担任教師ひとりで問題を抱え込まないこと

ひと昔前までは、クラスで何かしら問題や障害を抱えている子どもがいる場合、その子どもを教育する責任は担任教師に集中していました。

担任教師も、自分のクラスの問題を校長や他の教師に相談しにくい雰囲気があり、また他の教師もよそのクラス運営に口を出しにくい、という状態でした。

ですが現在では、そういった考え方は変化してきています。

ADHDなど発達障害の子どもの割合がクラスの中でも増えていて、担任教師だけでは対応しきれなくなってきているからです。

発達障害の子どもに特別は配慮をし支援しながら、かつクラス運営を円滑に進めていくためには、担任教師ひとりの力では限界があります。

学校全体で発達障害の子どもたちの支援に対して組織的に取り組むことが必要になってきているのです。

学校の校内委員会のサポートを

学校では、発達障害の子どもを支援する組織として「校内委員会」を設置することが求められています。

校内委員会では、発達障害の子どもの様子など情報の共有、支援内容の検討、外部専門家のアドバイスを求めるなどの活動を行います。

校内委員会の構成メンバーは、校長、副校長、養護教諭、学年主任、担任教師、スクールカウンセラー等です。

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校内委員会では、発達障害の子どもとの接しかたや対処方法、支援方法について、担任教師にアドバイスもおこないます。

特別支援教育コーディネーターとは

校内委員会には、特別支援教育コーディネーターをおくことになっています。

特別支援教育コーディネーターは、学校内、外部の関係者、関係機関との連絡調整や協力要請を担当する人です。

また、保護者の相談窓口、担任教師へのアドバイスや支援などの役割をおこなう校内委員会でのキーパーソンです。

外部専門家の協力も必要

発達障害の子どもを学校全体で支援していく上で、外部専門家の協力も必要になることもあります。

学校内にも教育の専門家はいますが、発達障害について医学的、心理学的にも理解し、どのような対応が望ましいか経験豊富な専門家は少ないものです。

ひとりひとり特性が違うADHDなど発達障害の子どもに適切に対応し、また個性や能力を引き出しためには、知識・技術・経験のある専門家の協力が欠かせません。

医師や心理学の専門家などを含めた専門家チームに協力を求め、より良い教育支援をおこなっていくことが大切です。

特別支援教育とは?

2007年4月から、子どもの障害に合わせた教育的ニーズを把握し、生活上、学習上での困難を克服するための指導・援助制度「特別支援教育」が学校教育法によって定められました。

通常学級の中にもADHDやLD学習障害など発達障害の子どもが数人いることも踏まえて、発達障害の子どもに必要な支援や配慮、個別サポートを実施していくことが、今後の学校教育には必要不可欠だという考え方です。

◆この記事は、元東京大学医学部附属病院小児科医長、お茶の水女子大学大学院教授である榊原洋一先生執筆・監修「図解よくわかるADHD(ナツメ社)」の内容を元に、当サイト編集事務局の心理カウンセラーが記事編集をしています。

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