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[フロイト]リビドーの発達段階(発達論)について|心理用語

精神分析のフロイトは、人間の乳幼児期から青年期までのリビドー(生エネルギー)の発達を明らかにし、性格の形成を分析しました。

そこで今回は、フロイトのリビドー発達段階について書いてみたいと思います。

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リビドーの発達段階|フロイトの精神分析

精神分析学者のジークムント・フロイトは、リビドーと関連する体の部位から、次の5つの発達段階に分類しました。それぞれの発達段階で体の部位がどう扱われたかによってその人の性格のベースが作られるとされています。

リビドーとは、性衝動を中心とする「精神的エネルギー」の意味です。

【フロイトによるリビドー発達段階】
①口唇期
②肛門期
③男根期
④潜伏期
⑤性器期

①口唇期(0〜1歳):リビドー発達段階

口唇期は0〜1歳の乳児期にあたります。

口唇期では、口唇による授乳という愛情体験によって人間の性格が形成される、とされています。

例えば、欲しい時に十分授乳されて育った子供はおっとりとした性格になり、逆に愛情不足だと甘えん坊やせわしなさ、孤独感を感じやすい性格になり、愛情が過剰すぎると自己中心的な人間になる、というものです。

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②肛門期(1〜3歳):リビドー発達段階

肛門期は1〜3歳頃で、排泄のしつけ、トイレトレーニングをする時期です。

排泄のしつけは金銭感覚や時間感覚に影響し、しつけがルーズだとお金や時間にルーズな性格になり、しつけが厳しすぎると几帳面で創造性が乏しくなりやすい、とされています。

③男根期(4〜5歳):リビドー発達段階

男根期は4〜5歳頃です。

この年齢の「男の子は・・・、女の子は・・・」と扱われることで、その後の男らしさや女らしさに影響します。

この男根期の特徴のひとつに、エディプス感情があります。エディプス感情とは、男の子は母親に、女の子は父親に、と人生最初の異性への愛情を親に持つとされています。

④潜伏期(6〜12歳・小学生):リビドー発達段階

潜伏期は6〜12歳の小学生の時期にあたります。

自分の欲求を抑圧させ、社会のルールに合わせる訓練が必要になります。潜伏期に社会ルールをしっかりと学習しておかないと、青年期以降に非常識な行動をとるようになる、とされます。

⑤性器期(12歳〜):リビドー発達段階

性器期は12歳以降の青年期です。

この時期は心理的に自立する時期にあたり、リビドーの発達が良好な場合には心理的に自立した人間となる、されています。

◆この記事は、東京福祉大学名誉学長、立正大学 心理学部元教授の松原達哉先生執筆・監修「臨床心理学図解雑学(ナツメ社)」の内容を元に、当サイト編集事務局の心理カウンセラーが記事編集をしています。

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