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[カウンセリング]コミュニティ援助の意味とは?臨床心理士の仕事

カウンセリングでは、クライエントとの個別面接だけでなく地域社会の援助も必要となるケースがあります。

クライエント(相談者)が抱えている問題を、カウンセリングだけでなくクライエントの生活する地域全体で解決へと向かうように援助することを「コミュニティ援助」といいます。

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コミュニティ援助の重要性について|カウンセリング

カウンセラーや臨床心理士など心の専門家が、子どもの不登校や家庭内暴力で悩んでいる母親や父親に対して危機介入を行ったり、こうない校内暴力や学級崩壊に直面している教師にアドバイスやサポートして問題解決へと導くこともあります。

場合によっては、地域のシステム(警察署・児童相談所・少年センターなど)と連携し、クライエントが持つ問題を援助することをコミュニティ援助といいます。

コミュニティ援助で地域全体でクライエントを支えるためには、地域の各分野の専門家、協力者たちとの良好な関係が重要になります。

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日頃から地域全体と密接な連携関係を築くことが大切です。

コミュニティ援助の活動内容

コミュニティ援助の内容は広範囲にわたり、実際の活動には①危機介入②コンサルテーション③育児と親への援助④社会的支援・教育啓発活動の4つに分けることができます。

①危機介入とは、危機的状態に陥っている人やグループに対して、迅速かつ適切な対応をして危機から脱出させることです。危機介入の目的は、心のバランスが崩れてしまっているクライエントを元の状態へと回復させることです。自殺未遂・殺人願望・強迫などで悩んでいるクライエントへのサポートが中心になります。

②コンサルテーションとは、ある専門家がもう一人の専門家の抱えているクライエントの問題について、解決ができるように外部からサポートすることです。

③育児と親への援助とは、乳児や幼児が健康的に成長できるために、親に対して心理的な援助をおこなうことです。

④社会的支援・教育啓発活動とは、例えば不登校の会や患者の会な、セルフヘルプグループやボランティアグループを組織して、問題解決や予防活動を行うことです。

◆この記事は、東京福祉大学名誉学長、立正大学 心理学部元教授の松原達哉先生執筆・監修「臨床心理学図解雑学(ナツメ社)」の内容を元に、当サイト編集事務局の心理カウンセラーが記事編集をしています。

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