心理療法の4つのスキル(技法)について

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心理療法の4つのスキル(技法)について

心理療法は、理論、治療技術、アプローチなどの観点から4つの技法に分類することができます。

どの技法(スキル)もある一定の学習と訓練が必要になります。

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心理療法の4つの技法について

心理療法は大きく次の4つの技法に分類することができます。

・面接相談法
・行動療法
・クライアントの表現活動法
・折衷的技法

どの技法においても、クライアントの病状、障害の程度などに応じて適した心理療法をおこなうことが望まれます。

それぞれの技法の具体的な手法についてみてみましょう。

面接相談法について

面接相談法とは、クライアントとカウンセラーが一対一で面接し、会話することによって心理的援助を試みる心理療法です。

力動論的アプローチを深く関係していて、代表的な心理療法の例としては、フロイトの精神分析、ユングの分析心理学、
交流分析、来談者中心療法(カウンセリング)、論理療法などがあります。

行動療法について

次の行動療法とは、学習理論を基底として、問題行動を良い行動へと変化させることを主方針とするもので、行動論的アプローチと関連しています。

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行動療法の具体例としては、行動分析、自律訓練法、催眠療法、系統的脱感作法、生活分析カウンセリング、セルフコントロール法などがあります。

クライアントの表現活動法について

クライアント自身の表現活動によって心理的な問題の解決を目指す心理療法もあり、体験論的アプローチと関連しているといえます。

例えば、遊戯療法、ゲシュタルト療法、絵画療法、音楽療法、心理劇、コラージュ療法、イメージ療法などが表現活動法の例になります。

折衷的技法について

折衷的技法は、1つの理論だけではなく、複数の技法や理論を組み合わせてクライアントの問題解決を援助する方法です。

折衷的技法の代表的な方法として、森田療法や内観療法があります。

まとめ|心理療法の4つの技法(スキル)について

心理療法は次の4つの技法に分類できる

①面接相談法
・来談者中心療法(カウンセリング)
・精神分析療法
・交流分析
・論理療法

②行動療法
・自律訓練法
・系統的脱感作法
・催眠療法
・生活分析的カウンセリング

③クライアントの表現活動法
・絵画療法(描画療法)
・遊戯療法
・心理劇
・コラージュ療法
・音楽療法
・ゲシュタルト療法
・箱庭療法
・イメージ療法
・作業療法

④折衷的技法
・内観療法
・森田療法

◆この記事は、東京福祉大学名誉学長、立正大学 心理学部元教授の松原達哉先生執筆・監修「臨床心理学図解雑学(ナツメ社)」の内容を元に、当サイト編集事務局の心理カウンセラーが記事編集をしています。

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