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[臨床心理/カウンセリング]コンサルテーションとは?方法・特徴・意味

臨床心理の専門家である臨床心理士やカウンセラーが、問題解決の専門家として解決を援助したりアドバイスを行うことを「コンサルテーション」といいます。

そこで今回は、クライエントに直接関わっている人が問題解決をできるように助言やサポートを行うコンサルテーションの方法や特徴について書いてみたいと思います。

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コンサルテーションの方法について|臨床心理カウンセリング

臨床心理学や精神医学の専門家(コンサルタント)の立場から、よりよい問題解決のために対処方法を教えたり、対応方法のアドバイスをおこなったりすることをコンサルテーションといいます。

クライエントの問題に直面関係の深い人物(例:教師、家族など)に対して行う専門的な助言や相談活動になります。

例えば、自分が担任を任せられたクラスでの不登校や学級崩壊について悩む教師へのカウンセラーからの助言や援助がコンサルテーションにあたります。

学校におけるコンサルテーションの価値について

カウンセラーや臨床心理士、精神科医などのコンサルタントは、教師が生徒の問題を効果的に解決できるようにアドバイスしたり、学校が自分たちの力だけで様々な生徒の問題解決ができるようになるために援助を行います。

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また、教師だけ、学校だけでは対応が不可能なケースにおいては、地域の専門機関とつなげたり、生徒の問題解決を促進するためのネットワーク作りをすることもあります。

具体例としては、不登校のケースでは、まず最初に不登校となった原因や背景を理解し、それから登校をうながすか、教師が家庭訪問するか、しばらくの間は不登校を容認するか、病院に相談するか、などの選択肢から最善の解決策を助言します。

また、フリースクールや学習塾などの民間機関と協力体制を築いて不登校などの生徒の問題をサポートすることもあります。

コンサルテーションの特徴について

コンサルテーションは、複数の専門家がそれぞれの分野や立場から行う場合もあります。

教師は学校教育の専門家、カウンセラーはカウンセリングの専門家、精神科医は精神医学の専門家、というイメージです。

コンサルテーションの特徴としては、責任はコンサルタント側ではなく、相談や援助を受ける人(コンサルティ)にあり、コンサルタントは一定の距離を保ちながら関わります。

コンサルテーションでは、スクールカウンセラーからの教師へのコンサルテーションが強調されていますが、その意味は教師が自らの力で様々な問題を解決できるように育てることにあります。

◆この記事は、東京福祉大学名誉学長、立正大学 心理学部元教授の松原達哉先生執筆・監修「臨床心理学図解雑学(ナツメ社)」の内容を元に、当サイト編集事務局の心理カウンセラーが記事編集をしています。

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