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[心理用語]反動形成とは?思っていることと反対の行動をする?|意味・具体例

相手に惹かれれば惹かれるほど冷たくしたり、というように、人間は心の中で思っていることと反対の行動をしてしまうことがあります。

このことを「反動形成」呼びます。今回は反動形成の意味や定義、具体例、見分け方について紹介したいと思います。

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反動形成とは?|意味・定義

人間は、心で思っていることとは逆の行動をすることがあり、これを反動形成といいます。

心の中に受け入れがたい感情や衝動が湧き上がってきたときに、その強い感情や衝動を抑圧するために正反対の感情や衝動を感じることがあるのです。

反動形成の例

反動形成の例をあげながら考えてみましょう。

例えば、劣等感やコンプレックスの強い人ほど威張りたがる、ということも反動形成の例です。心の中では劣等感を感じていて、自分の弱さを人に知られたくないし自分自身でみ認めたくないので、本人の意識としては劣等感を克服しようとして極端に強がる行動をとってしまうのです。

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また反動形成の他の例としては、弟や妹が生まれたとき、心の中では上の子が赤ちゃんに対して親を奪われる不安を感じ、その感情とは逆に、とても赤ちゃんを可愛がるというのも、代表的な反動形成の例とされています。

反動形成の見分け方について

では、どのように反動形成を見分ければよいのでしょうか。

反動形成を見分けるためには、不自然な態度やオーバーな行動や性格傾向かどうか、がポイントとされています。感情や行動が、大げさ、ぎこちない、その場にふさわしくない、不自然、という感じがあれば反動形成の可能性があります。

例えば「気持ち悪いくらい親切」と感じたら要注意かもしれません。また、無意識層では不潔を気にしない傾向が、意識面の感情や行動では潔癖となってあらわれるケースもあります。

反動形成の具体例:気持ちと正反対の行動

心の中の感情と実際の行動が反対の行動となる反動形成の例には次のようなものがあります。

【無意識の感情や衝動 → 実際の行動】
・憎しみ→愛
・敵意→同情
・劣等感→傲慢な性格
・自信がない→勝気
・無力感→強気
・不潔を気にしない→潔癖
・愛されたい→おとなしい性格
・けち→人におごりたがる
・食事に対する貪欲さ→少食

◆この記事は、東京福祉大学名誉学長、立正大学 心理学部元教授の松原達哉先生執筆・監修「臨床心理学図解雑学(ナツメ社)」の内容を元に、当サイト編集事務局の心理カウンセラーが記事編集をしています。

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