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[精神分析]フロイトとユングの理論の違いとは?|意識と無意識・人間心理

心理学における精神分析学の2大権威というと、フロイトとユングですね。

ユングはフロイトの友人であり弟子だったのですが、2人の理論や考え方にはどのような違いがあるのでしょうか。

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ユングとフロイトの関係について

スイスの精神分析学者ユング,C,Gは、精神科医のフロイトの弟子でもあり友人でもありました。

ですが、2人の関係は1912年以後は決裂してしまい、フロイトは精神分析学を、ユングは分析心理学を提唱しました。

ちなみに、日本の臨床心理学者である河合隼雄先生はユングに師事しました。

ユングとフロイトの理論、考え方の違いについて

フロイトの理論、考え方では、人間の心について意識、前意識、無意識の3つの層からなります。また、意識と無意識との関係は対立的で抗争的関係にあるるみています。

これに対してユングは、意識と無意識の関係は調和的関係(補償的)であると考えました。人間の無意識を、個人的無意識と集合的無意識の2つの領域からなると考えたのです。

意識と無意識の関係について、フロイトの理論では対立するものですが、ユングの理論では互いに補い合う関係となっている点が大きく違います。

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ユングの理論、個人的無意識と集合無意識について

心の構造にちて、フロイトは意識、前意識、無意識の3つの層からなると考えたのに対して、ユングは人間の無意識を個人的無意識と集合的無意識の2つの領域からなると考えました。

個人的無意識とは、その個人の生活に関連するもので、今までの記憶や感情、思考などの意識的経験が自我の統合を維持する為に、忘れたり抑圧されることによって無意識になったものを意味します。つまり、その人の人生における個人的経験や独特の外傷体験が含まれているのです。

集合的無意識とは、ユング独自の考え方で人類共通の普遍性をもつ無意識を意味します。個人的なものではなく、すべての人間に共通するもので、先祖の代からずっと引き継いできた潜在的記憶が蓄積されていて、家族的無意識や文化的無意識も含まれます。

まとめ

・ユングはフロイトの友人であり弟子だったが関係が決裂した
・意識と無意識の関係について、フロイト理論では対立するもの、ユング理論では補い合う関係
・フロイトの考えでは、人間の心は意識、前意識、無意識の3層からなる
・ユングの考えでは、意識、個人的無意識、集合的無意識の3層からなる
・個人的無意識とは、個人の記憶、感情、思考などが抑圧されたり忘却されたりして無意識になったもの
・集合的無意識とは、普遍性の無意識といい、個人ではなくすべての人間が共通してもつ潜在的な無意識

◆この記事は、東京福祉大学名誉学長、立正大学 心理学部元教授の松原達哉先生執筆・監修「臨床心理学図解雑学(ナツメ社)」の内容を元に、当サイト編集事務局の心理カウンセラーが記事編集をしています。

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