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心理療法とカウンセリングのメリットとデメリット、長所と短所は?

心理療法やカウンセリングにも様々な種類があります。

そこで今回は、心理療法とカウンセリングのそれぞれのメリットやデメリット、長所と短所などについてまとめてみたいと思います。

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三大療法とは?|心理療法・カウンセリング

フロイトの精神分析、アイゼンクやウォルピの行動療法、ロジャーズの来談者中心療法は、三大療法とも呼ばれることがあります。

この3つの理論と技法は、カウンセリングを学びカウンセラーになろうとする人にとって最も重要な位置付けになります。

各派からは、それぞれの技法や理論の欠点、短所、デメリットについてはあまり触れられておらず、長所、メリットの法にフォーカスされる傾向があるようですが、より深い理解を得るためには長所も短所もどちらも知っておくことが大切です。

フロイトの精神分析の長所と短所|メリットとデメリット

精神分析療法を提唱したのはフロイト博士で、主な理論としては、リビドー発達論、防衛機制、パーソナリティ理論、コンプレックスなどがあります。

精神分析の主な対象となるのは、不適応状態にある人、人間関係や生活態度に関する心理的な悩みを持っている人です。

非言語的表現や無意識を重要視し、心の深いところに隠れている深層心理を理解する点などが長所やメリットといえます。

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精神分析の短所・デメリットは、問題行動を具体的に違う反応や行動へと変化するための対処法がない点です。

行動療法の長所と短所|メリットとデメリット

行動療法の代表的な研究者はアイゼンクやウォルピで、主な理論としては学習理論(古典的条件付け・オペラント条件づけ)があります。

行動療法の対象となるのは、不適応状態の個人、不適応な行動です。

行動療法の長所・メリットとしては、実際に行動を変える技法が豊富なため、具体的な治療が可能であり、子供から大人まで適応可能な点です。

逆に短所・デメリットとしては、考え方や価値観などの実存的な悩み事にはアプローチが難しい点、対症療法になってしまう可能性がある点です。

来談者中心療法の長所と短所|メリットとデメリット

来談者中心療法、いわゆる心理カウンセリングの提唱者はロジャーズで、代表的な理論としては自己理論(人間の潜在的回復力や成長力の承認)があります。

来談者中心療法の対象は、心理的な悩みを持っている人、ある一定の知的水準を持つ人になります。

来談者中心療法(ロジャーズのカウンセリング)の長所・メリットは、クライアントとの人間関係を築きやすい点、クライアントを尊重し、対等な関係を保ちながら問題の本質を探しながら解決していく点になります。

また、短所・デメリットとしては、回復改善のためにかかる時間が長時間、長期間かかることが多い点、自己中心的な人や受身すぎる人には不向きな点、幼児や子供、小学生には難しく、また知的障害がある人にも不向きな点です。

◆この記事は、東京福祉大学名誉学長、立正大学 心理学部元教授の松原達哉先生執筆・監修「臨床心理学図解雑学(ナツメ社)」の内容を元に、当サイト編集事務局の心理カウンセラーが記事編集をしています。

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