カウンセリングの座る位置と場所、距離感のポイントについ|面接法

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カウンセリングの座る位置と場所、距離感のポイントについ|面接法

カウンセリングの現場において、カウンセラーはクライアントが話しやすいように配慮することが大切です。

そこで今回は、カウンセリングでの座る位置や座る場所、距離感についてポイントをまとめてみたいと思います。

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カウンセリングでの座る位置と座る場所について

カウンセリングの場面において、クライアントとカウンセラーはどういった位置に座るのがよいのでしょうか。

一般的なカウンセリングでの座り方は「対面法」「直角法」「平行法」の3つに分けられます。

それぞれの座り方とメリットについて紹介したいと思います。

①対面法|カウンセリングの座る位置と場所

対面法では、カウンセラーとクライアントが向かい合って座ります。

対面方の座り方のデメリットは、クライアントは目のやり場に困りやすく、真正面に座ると緊張感を増すことにもつながりかねません。

カウンセリングの際には、クライアントの緊張を和らげ、リラックスして話しやすいようにすることが大切です、

そのため、心理臨床現場ではクライアントの真正面よりも少し斜めの位置、ちょうど対角線になるような位置に座ることが多くみられます。

②直角法|カウンセリングの座る位置と場所

直角法では、クライアントとカウンセラーの2人の間の角度が90度、直角になる位置に座ります。

お互いに常に目が合うわけではなく、目を見なくてもいいためクライアントとしては、より話しやすくなるというメリットがあります。

直角法は、カウンセリングの臨床現場で比較的多く用いられている座り方といえます。クライアントから見て45度の角度にカウンセラーが座ることから「45度」と言われることもあります。

③平行法|カウンセリングの座る位置と場所

平行法は、クライアントとカウンセラーの2人が横に並ぶ座り方になります。

通常はあまり用いられることが少ない座る位置ですが、クライアントが描いた絵などを見ながら話を進める場合などに効果がある座り方です。

カウンセリングでの座る距離感は?

先ほどのように、座る位置については大きく3パターンあるわけですが、座る距離感についてはどれくらいの距離がよいのでしょうか。

カウンセリング場面におけるクライアントとカウンセラーの物理的な距離は、遠すぎても近すぎても、カウンセリングや心理療法の効果に観点からは望ましくありません。

程よい距離感で、具体的には0.8mから1.2m程度の距離がカウンセリングでの適切な距離といわれています。

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クライアントの非言語的表現に注意すること

カウンセリングにおいては、カウンセラーはクライアントの話に耳を傾け、しっかりと聴くことになりますが、話の内容だけに注意を向けてしまう姿勢は、よいカウンセリングとはいえません。

カウンセラーはクライアントの非言語表現にも十分に注意することが大切です。

非言語表現とは、具体的には、顔の表情や視線、目の動き方、話の抑揚や身振り、手振り、姿勢など、言葉以外のコミュニケーションのことです。

また、カウンセラーが無意識に「腕を組む」「足を組む」「背もたれにもたれる」「視線をそらす」などの非言語表現をしてしまうことは、クライアントに良くない印象を与えることになり、スムーズなカウンセリングにならずセッションが停滞しかねません。

逆に「うなずく」「目をあわせる」「姿勢を前かがみにする」などの非言語コミュニケーションは、カウンセリングを促進させることにつながり、非言語コミュニケーションがカウンセリングの効果を左右するといっても言い過ぎではありません。

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参考|精神分析での座る位置とポイントについて

精神分析では、相談者であるクライアントは寝椅子に寝た状態になって自分のことを話します。

このときカウンセラーはクライアントの背後に座りクライアントの自由連想の邪魔にならないように注意することが大切です。

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まとめ|カウンセリングの座る位置と場所、距離感について

・カウンセリングでの座り方には、対面法、直角法、平行法の3つに分類できる
・対面法は向かいあって座る位置で、真正面は緊張しやすいので、斜めの位置に座る方が話しやすい
・直角法は、比較的一般的な座り方で、カウンセラーとクライアントが90度になる位置に座る
・平行法は、2人が横に並ぶ座り方で、絵や写真などを使う場合に適している
・カウンセリングではクライアントの言葉だけでなく非言語コミュニケーションが重要

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