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【ADHDの子供の悩み】孤立、劣等感、仲間はずれ、不登校、いじめ

ADHDなど発達障害がある子供は、自分の感情や行動に抑制がきかたいため、うまくできないことが多いものです。

その結果、自己嫌悪に陥ったり、劣等感(コンプレックス)を持ってしまう傾向がADHDの子にはあります。

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また、学校などでいじめの対象などスケープゴートにされることもあり、不登校に発展するケースも少なくないようです。

ADHDが原因で何かの精神病になることはない

ADHDだけが原因となって、ADHDの子供が心理的に歪んでしまったり、何かしらの精神疾患になることはありません。

ただ、ADHDの不注意や衝動性、多動などの特性のせいで、ADHDの子供は学校や学校以外の場所など毎日の生活の中で、ストレスの高い時間を過ごすことは想像できます。

ADHDそのものが原因ではありませんが、ADHDの二次的な問題として、精神的な問題を抱えることはあります。

劣等感を持ちやすい・自尊感情が低い[ADHD]

自尊感情とは、自分には価値がある、と思う感情です。

ADHDの子供は、家庭や学校で、日頃から叱られることが多くなります。

先生の言うことを聞かない、忘れ物が多い、よく物をなくす、友達と喧嘩になるなど、ADHDの特性のせいで、問題を抱えやすく、壁にぶつかりやすいのです。

自尊感情を高めることは、子供の健全な人格形成にとっては大切なことです。

ですが、ADHDの子は何をやってもうまくいかず、親や先生から叱られて、自尊感情を保つことが難しくなってしまいます。

自尊感情が低いと、やる気や向上心、意欲もわきにくくなります。

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劣等感を感じやすいADHD

何をやってもうまくできず、大人から叱られてばかり、という体験が多くなってくると、ADHDの子供は徐々に「自分はダメな子だ」「なにをやってもうまくいかない」と思い込んでしまいます。

ADHDの子供は、そういった劣等感(コンプレックス)を抱きやすく、劣等感をが高くなったまま成長していくと、うつ病になったり、反抗挑戦障害や行為障害になるケースもあります。

仲間はずれ、いじめの対象になりやすADHD

ADHDの子供の中でも特に、衝動性の症状が強い場合、まわりの友達から「乱暴」「暴れるから怖い」「すぐ怒る」「すぐキレる」と思われやすいです。

友達からADHDの子供が敬遠され、仲間はずれになれたり、いじめの対象になってしまうおそれもあります。

また、まわりからちょっかいを出してくるような子がいた場合でも、ADHDの子はむきになって感情的な行動にでやすいのです。

その結果、ADHDの子が「加害者」「問題児」というレッテルと貼られてしまい、トラブルメーカーとして扱われてしまうことも少なくありません。

孤立しやすく、不登校になるADHDの子供も

人間関係をうまく築くことができず、孤立しやすいADHDの子もいます。

学校の先生の理解やサポートがない場合には、学校の中でひとりぼっちで孤立してしまうこともあり、学校が居心地の悪く感じてしまうでしょう。

実際、こういった流れで不登校になってしまうADHDの子供もいるのです。

スケープゴートにされやすいADHD

ADHDの子供は、学校やまわりの友達から「スケープゴート(悪者)」にされやすい傾向もあります。

すぐに友達に手を出したり、暴言を言ってしまうADHDの衝動性による影響です。

担任教師やまわりの大人たちは、子供の喧嘩やトラブルの原因について注意して見て上げる必要があります。

◆この記事は、元東京大学医学部附属病院小児科医長、お茶の水女子大学大学院教授である榊原洋一先生執筆・監修「図解よくわかるADHD(ナツメ社)」の内容を元に、当サイト編集事務局の心理カウンセラーが記事編集をしています。

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