異文化カウンセリングとは?多文化コミュニケーションに有効

留学生が海外の国に留学したときなど、自分の国と異なる文化に馴染むことができず、不適応状態になってしまう人もすくなくなりません。

そんなとき助けになるのが「異文化カウンセリング」です。

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異文化カウンセリングとは

留学生、海外赴任、帰国子女、またその家族は、母国とは違う文化の国に飛び込むことになります。

言語の違い、生活習慣の相違、経済や宗教、気候など、あらゆる面で文化が異なるため、うまく適応することができず、不適応を起こすことが多いものです。

異文化カウンセリングは、そのような人たちをサポートする方法のひとつです。

異文化カウンセリングの方法

異文化カウンセリングの要素は大きく2つあります。

①日本文化についての説明
②他国の文化についての説明

まずカウンセラーは、日本文化について説明するのにあわせて、他国の異文化についても生活習慣や言語、宗教の違いについてもよく説明し、丁寧なカウンセリングをおこなうことが大切になります。

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クライエントが新しい文化を受け入れ、上手に馴染めるようになるため、カウンセラーはカルチャーショックにも配慮しつづ、クライエントを尊重しながらコミュニケーションを行うのです。

現在、日本におけるカウンセリング技法や理論は欧米の流れを多く含んでいますが、東洋人には東洋文化に根ざした方法も必要になることもあります。

留学生に多いカルチャーショック

カルチャーショックは、日本語に訳すと「文化の衝撃」という意味となり、まさに「異文化の価値観や生活パターンと接したときにうける感情的衝撃」のことです。

留学生の中にはカルチャーショックを受ける人も多く、学生相談における異文化カウンセリングの重要性が高いといえます。

例えば、日本に来た留学生が先生から「どんなことでも率直に話しなさい」と言われたので、「先生は声が小さい、文字が小さいし読みにくい」と言ったら、先生との関係が悪くなってしまった、という実例もあります。

他にも、南米の方では、女性が男性の部屋に入るということは、体を許すことを意味するので、男女の考えの行き違いでトラブルになってしまったケースもあります。

また、日本でのイスラムの留学生は、宗教上の理由で寮の大浴場に入れなかったり、理工系の学部では朝は遅く研究室に来て深夜に帰るという学生や教授と生活が合わない、など異文化であるが故の違いによって、人間関係のトラブルが起きてしまうこともあります。

異文化コミュニケーションを円滑に、また円満に深めていくためにも、「異文化カウンセリング」が重要になります。

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