フォーカシングのやり方は?|マイクロカウンセリング・ジェンドリン

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フォーカシングのやり方は?|マイクロカウンセリング・ジェンドリン

カウンセリング時に用いられる心理療法の技法のひとつにフィーカシングがあります。

フォーカシングとは、心の中の悩み事や問題についてより理解するために焦点を合わせる技法になり、大きく2種類に分けられます。

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マイクロカウンセリング技法のフォーカシングとは

焦点づけを意味するフォーカシングには、マイクロカウンセリング技法のフォーカシングとジェンドリンによるフォーカシングの2種類があります。

まず最初に、マイクロカウンセリング技法のフォーカシングについて書いてみたいと思います。

カウンセリング場面で、カウンセラーが意図的に話題を変える技法と、クライアントの抵抗を回避する技法の2つがあります。

例えば、クライアントが自分の悩み事「いじめ」について話しにくい様子のとき、カウンセラーが「担任の先生が私にして欲しいことは何?」というように、直接問題について質問するのではなく、問題に近づくように話題を変えることがフォーカシングになります。

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フォーカシングのやり方のポイント|マイクロカウンセリング

マイクロカウンセリングのフォーカシングで焦点を合わせる対象は大きく次の6つがあります。

カウンセラーは焦点を合わせる対象を自在に変化させながら、問題を明確化していきます。

①クライアント
例:あなたはどう感じているの?

②カウンセラー
例:私の経験では・・・

③クライアントとカウンセラーの2人
例:2人で一緒に考えてみよう

④第三者
例:友達がいじめるとは具体的にはどんなこと?

⑤問題や悩み事
例:友達が暴力をすることを先生は知っているの?

⑥社会環境や文化
例:それは中学生の間では当たり前のことなの?

ジェンドリンのフォーカシング技法

次に、ロジャーズの教え子でもあるジェンドリンのフォーカシング技法についてみてみましょう。

ジェンドリンによると、人間の心のなかには言葉ではうまく言い表すことができない様々な感情がある、とされています。

その心の内面に焦点を合わせ、隠れている意味を明確なものとして理解していく一連の流れをフォーカシングといい、フォーカシングによって問題解決へ近づくと提唱しました。

◆この記事は、東京福祉大学名誉学長、立正大学 心理学部元教授の松原達哉先生執筆・監修「臨床心理学図解雑学(ナツメ社)」の内容を元に、当サイト編集事務局の心理カウンセラーが記事編集をしています。

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