宗教とカウンセリングの関係について|仏教とキリスト教

宗教とカウンセリングの2つは、まったく別の分野のようですが、両者の間には実は深い関係があります。

東洋(日本)では仏教、西洋(欧米)ではキリスト教、代表的なこのな2つの宗教とカウンセリングの関係についてまとめてみたいと思います。

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宗教とカウンセリングの深い関係とは

宗教とカウンセリング、全然違うジャンルのように思えますが、以外と深い関係があったりします。

東洋(日本)では仏教と内観療法、西洋(欧米)ではロジャーズの来談者中心療法や牧会カウンセリング、カウンセリングが仏教やキリスト教の思想の影響を受けている流れがあります。

では、仏教的カウンセリングとキリスト教的カウンセリングについてそれぞれポイントをまとめてみたいと思います。

仏教的カウンセリングとは|東洋・日本

仏教的カウンセリングとは、仏教の人間観、人間関係観に基づくカウンセリングや、仏教の立場にたっておこなうカウンセリングの総称です。

仏教カウンセリングで代表的なのは、藤田清です。

彼は「仏教こそが、クライエントに指示したりしなかったり、という技法を超えたカウンセリングの実践形態だ」と考え、伝統仏教はカウンセリングを活用した仏教になるべきだと唱えました。

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そして、究極的に悟り、葛藤や苦悩を超えることを目的とした「仏教カウンセリング」と提唱し、「否定的啓発法」と名付けました。

普通のカウンセリングと仏教カウンセリング、何が違う?

いわゆる一般的な普通のカウンセリングは、クライエントの心を癒すこと、自己成長をうながすこと、を大きな目的としています。

それに対して、仏教的カウンセリングは、究極的に自他ともに悟り、迷いと苦悩を超える真実の目覚めを目的といている点が大きく違います。

また、内観療法は、奈良の仏教徒である吉本伊信が創始者となっています。

キリスト教的カウンセリングとは|西洋・欧米

仏教とカウンセリングのように、キリスト教とカウンセリングの間においても深い関係があります。

現在のカウンセリングといえば、ロジャーズの来談者中心療法が代表的ですが、ロジャーズは神学校で神学を専攻し、その後に心理学へとうつっていた背景があります。

実は、ロジャーズの提唱しているカウンセラーの三原則「自己一致」「無条件の肯定的尊重」「共感的理解」や、彼の国際平和に関する活動は、キリスト教の思想が大きな影響を与えているのです。

また、教会などで、牧師がキリスト教における人間観や人生倫理に基づき、キリスト教の信者におこなうカウンセリングを「牧会カウンセリング」といいます。

このように、仏教、キリスト教と、カウンセリングとは深い関係にあるのです。

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