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ADHDの子どものほめ方と叱り方の工夫ポイントとは?

ADHDの子どもとのコミュニケーションにおいて、褒めることは大切ですし、ときには叱ることも必要です。

そこで今回は、ADHDの子どものほめ方と叱り方の工夫やポイントについてまとめてみたいと思います。

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ADHDの子どものほめ方と叱り方の工夫とポイント

ADHDの子どものほめ方と叱り方のポイントには、次のような内容があげられます。

・ADHDの子どもは叱るよりも多くほめること
・ほめるときも叱るときも、ADHDの子どもを特別扱いしない
・他の子どもの前でADHDの子どもを叱らない
・感情的に叱るのではなく、冷静に注意する
・ADHDの子どもの人格を否定しないように、行動や行為を叱る

それぞれについてもう少し詳しくみてみましょう。

ADHDの子どもを叱るよりもほめる回数を増やす

ADHDの子どもの対応や接し方は、学校での教師も、家庭での親も、基本的に対処法は変わらず同じです。

ADHDの子どもをほめる回数をできるだけ多くするようにして、叱る回数を最小限に抑えるように心がけましょう。

ほめる時も叱る時もADHDの子を特別扱いしないこと

学校と家庭での違いは、他の子どもや生徒がいることです。

学校の教師は、ADHDの子どもだけでなく、他の生徒ともコミュニケーションをとっているので、他の子どもだったらほめられないようなときでも、ADHDの子どもの場合ならほめるのか、不公平やえこひいいきではないか、という問題がつきまとうことになります。

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ADHDは生まれつきの発達障害であり、子どもの努力ややる気が足りないことが原因ではないので、その点ではADHDの子どもに対して教師が特別の配慮をすることはある程度は許容されるべきことでしょう。

ですが、低学年のクラスの場合には、他の子どもたちはADHDという発達障害について理解することは難しいですし、クラスの中で不公平感が生じることも望ましくありません。

ですので、ADHDの子どもならほめるようなことについては、他の子どもたちもほめるようにして、ADHDの子どもだけを特別扱いしないような対応がよいでしょう。

他の子どもの前でADHDの子を叱らない

ADHDの子どもを叱ったり注意するときは、他の子どもの前で叱ることは避けた方がよいでしょう。

みんなの前で叱られると、ADHDの子どもの自尊心が傷つき、自信をなくすことにつながりかねません。

後で職員室などにADHDの子どもだけを呼んで、個別に話をする対応が好ましいでしょう。

感情的に叱るのではなく、冷静に注意する

ADHDの子どもを叱るときは、感情的に怒るのではなく、冷静に注意することが大切です。

また問題行動を叱るのではなく、どうすればいいのか、という点についてサポートしてあげるような関わり方が望まれます。

例えば「なんで廊下を走るんだ!」と怒るのではなく、「廊下は走ってはいけない約束だよね」と落ち着いた口調でおだやかに注意する姿勢です。

また、ADHDの子どもの人格を否定するような叱り方ではなく、行動や行為を注意することを心がけましょう。

◆この記事は、元東京大学医学部附属病院小児科医長、お茶の水女子大学大学院教授である榊原洋一先生執筆・監修「図解よくわかるADHD(ナツメ社)」の内容を元に、当サイト編集事務局の心理カウンセラーが記事編集をしています。

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