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ADHDの人数と割合、男の子に患者数が多いのは男脳の影響?

最近になって、小学校や中学校をはじめ、さまざまな教育現場で、ADHDについて取り上げられるようになってきています。

実際、日本でのADHDの患者数はどの程度の割合なのか、どれくらいの人数のADHDの子供がいるのでしょうか。

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[日本でのADHD]患者数の割合と人数について

日本での発達障害の患者数の割合について、医学的な調査や研究が行われておらず、日本人のなかにどれくらいの割合でADHDの患者数がいるのか、正確な数字は明らかになっていません。

海外の専門的な調査によると、ADHDの割合は、子供の3〜5%といわれていて、特に珍しいわけでもなく、患者数が多い発達障害です。

ADHDは、文化的な要因や環境的な要因ではなく、先天的な脳の機能障害が原因となる発達障害なので、海外のADHDの患者数調査が日本のADHDの患者割合を知る手がかりになります。

ですので、日本でも海外のADHDの割合と同じように、ADHD患者数の割合は約3〜5%と予測されます。

1クラスに1〜2人の人数でADHDの子供がいる

ADHDの割合が約3〜5%、この割合だと実際のADHDの人数はどの程度なのか、電卓で人数を計算してみました。

小学校や中学校での1クラスの人数は、だいたい30人くらいなので、ADHDの子供は1クラスに1〜2人の人数になります。

クラスの中に、不注意や多動、衝動性の特性を持っているADHDの子供が1〜2人の割合ととらえてみると、全体ではかなり多い人数になりますね。

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女の子よりも男の子の方がADHDの人数が多い

ADHDの患者数は、女の子よりも男のに多くみられます。

全体の人数からみたADHDの割合は約3〜5%ですが、男女比率でみてみると、ADHDの発症頻度は男の子の方が女の子の約5倍となっています。

ADHDの男女割合では、ADHDの女の子は約1%程度ですが、男の子は5〜6%の割合になり、男の子のADHDの人数がかなり多くなっています。

ADHDの患者割合が、女の子のよりも男の子の人数の方が多い原因については明らかにはなっていませんが、男脳による影響が原因のひとつではないか、という説もあります。

学校生活(集団生活/集団行動)の中で目立ちやすいADHDの子供

ADHDの子供は、学校生活などの集団活動、集団生活の中で症状が目立ちやすい傾向があります。

子供がADHDかどうか、家庭で親子が接している状態では、なかなか気づかないことが多いです。

ADHDの不注意や多動の特徴がみられても、親からすれば「この年齢の子供はこういうもの」と感じやすいからです。

子供が小学校に入学して、授業などの状況でADHDの特徴が目立つようになってきます。

ADHDの特性や特徴を見逃さないように、子供のことをきちんと観察して適切な対応を心がけましょう。

【まとめ】

・ADHDの患者数の割合は約3〜5%
・女の子より男の子の方がADHDの人数が多い
・ADHDの女の子は約1%、男の子は約5〜6%
・ADHDの発症頻度は男の子の方が女の子の方の5倍
・男の子のADHDの人数が多いのは、男脳の影響が原因という説も
・学校など集団生活、集団行動の状況で、ADHDの特徴が目立つようになる

◆この記事は、元東京大学医学部附属病院小児科医長、お茶の水女子大学大学院教授である榊原洋一先生執筆・監修「図解よくわかるADHD(ナツメ社)」の内容を元に、当サイト編集事務局の心理カウンセラーが記事編集をしています。

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