ADHDの子ども本人への告知は何歳がいい?小学生/中学生/高校生

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ADHDの子ども本人への告知は何歳がいい?小学生/中学生/高校生

ADHDであることを子ども本人に伝えた方がいいのか?
告知するのはいつがいいのか?

何歳ころ?
小学生のとき?
それとも中学生や高校生になってからがいいのか?

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ADHDの子ども本人への告知はいつがベストなタイミングなのか、悩む親や家族は多いものです。

また、学校や幼稚園、保育園の先生に伝えるときはどう伝えればいいのでしょうか。

ADHDの子ども本人への告知のタイミングは?

ADHDであることを子ども本人に告知するには、どんなタイミングで、何歳くらい、どのように伝えるのがベストなのか、親なら誰でも悩むものです。

ただし、ADHDの子どもの年齢や性格、状況によって伝え方は様々あり、これがベストといえる方法はありません。

幼稚園や小学年低学年(1年・2年・3年)のうちは、子ども本人がまだADHDについて詳しく理解することも難しいので「ADHD」という診断名を伝える必要はありません。

発達障害、ADHDについて十分に理解できない年齢で伝えても、混乱してしまうだけですので、まずは子ども本人が自覚しているADHDの症状や特徴、薬を飲むことの効果について伝えるといいでしょう。

例えば「みんなよりも忘れやすい」「落ち着いていられない性格」などの症状や特徴を伝え、「そのことに気をつけたり、少し頑張ればみんなと同じようにできる」「落ち着けなかったり衝動的になりそうなときに薬を飲めば落ち着く」と具体的なことを子どもに話すとよいでしょう。

ADHDの子ども本人への告知は、小学校高学年や中学生、高校生など

発達障害であること、ADHDであることを子ども本人に告知するタイミングは、子どもが10bんに理解できる年齢になってからが望ましいといえます。

早くても小学校高学年以降、子どもの性格や理解度、状況によっては中学生や高校生になってから伝えることも考えられます。

子ども本人にADHDのことを告知するときには、診断名、症状、特徴、治療方法や対処方法について、理解できるようにゆっくりと説明するようにしましょう。

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また、できるだけ専門用語など難しい言葉を使うことは避けて、子どもが理解できる表現で伝えることが大切です。

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学校の先生へのADHDの告知義務はある?

ADHDであることを幼稚園や保育園、小学校や中学校の先生に親から告知する義務はあるのか、と悩むケースも少なくないようです。

子どもがADHDであることや発達障害であることについての告知義務はありませんが、子どもの生活や成長を考えると、園や学校には子どもがADHDであることを知ってもらっておいた方がよいでしょう。

子どもの行動特性は他の子どもと違うことは次第にはっきりとわかるようになりますし、教師が正しい知識と情報を持っていないと、ADHDの子どもの行動特性を理解されず、子ども本人が嫌な体験や思いをする可能性も考えらえます。

逆に、園や学校での子ども様子から教師が「ADHDかも?」と思い、親に伝えるケースも増えてきています。

どちらのケースでも、親と先生とが協力してADHDの子どもの支援、サポートに取り組むことが重要です。

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ADHDについてクラスの友達や保護者にも理解してもらうこと

また、ADHDの子どものクラスの同級生や友達、その保護者にもADHDについて理解してもらったほうがよいといえます。

「障害」という表現ではなく「個性」として理解してもらうとよいでしょう。

「障害だから」という言葉で片付けてしまうのではなく、がんばればできる子とがんばってもできない子がいるんだ、とクラスのみんなに個性として理解してもらうことが望まれます。

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◆この記事は、元東京大学医学部附属病院小児科医長、お茶の水女子大学大学院教授である榊原洋一先生執筆・監修「図解よくわかるADHD(ナツメ社)」の内容を元に、当サイト編集事務局の心理カウンセラーが記事編集をしています。

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