ADHDとうつ病の違いは?不安障害や強迫性障害の合併や併発も

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ADHDとうつ病の違いは?不安障害や強迫性障害の合併や併発も

発達障害のADHDの症状や合併症について調べていると、ADHDとうつ病の違いについて、ADHDのとうつ病が併発することを知りました。

ADHDの合併症といえば、学習障害=LDやアスペルガーが一般的には知られていますが、ADHDとうつ病、不安障害、強迫性障害との合併症もあるそうです。

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なので、ADHDとうつ病の違い、ADHDとうつ病の併発、その他の合併症について調べてみたのでシェアしていきたいと思います。

子供のADHDとうつ病は症状が共通していて似ている

ADHDとうつ病の違いが気になったので、いろいろと調べてみました。

そもそも、ADHDとうつ病はまったく違う病気です。

ADHDは発達障害のひとつで、生まれつきの先天的な障害であるのに対し、うつ病は後天的な病気、どんな体験をしたか、経験をしてきたか、など対人関係や環境的なものが原因となって発症する心の病気です。

ADHDとうつ病は医学的な位置づけはまったく違うのですが、症状が共通しているものがあり、とても似ているので、一般的には違いが分からなくなってしまうという問題があります。

ADHDの代表的な症状は、不注意・衝動性・多動性によるもので、忘れ物が多い、落ち着きがない、順番を待てない、すぐに感情的な行動に出る、などがみられます。

それに対して、うつ病は、大人の場合など一般的な症状は、落ち込む、やる気がでない、身体がだるい、頭痛がするなどです。

ただ、子供のうつ病の場合には、無力感やイライラしやすい、落ち着きがない、といった症状が目立ちやすいといわれていて、この症状がADHDとよく似ているため、違いが難しくなってしまうのです。

ADHDとうつ病の違いは?併発も多い

ADHDとうつ病の違いをどう見分ければいいのか、いろいろとしらべてみたところ、ひとつの結論にたどり着きました。

その結論というのは、ADHDは先天的な障害で、うつ病は後天的な病気、という点です。

ADHDの場合、生まれつきのものなので、最近になって症状があらわれた、ということはなく、2歳や3歳の幼い子供の頃から、極端に言えば0歳や1歳の赤ちゃんの頃から、ADHDの特徴や症状のサインがあったはずです。

逆に、うつ病の場合は、生まれつきのものではないので、以前はそんなことなかったけど最近になって急に落ち着きがない、などの場合は、ADHDではなくうつ病の可能性が高いのではと考えられます。

ADHDとうつ病の違いを見極めるポイントは、昔から何かのサインや兆候が見られたか、最近になって急に症状があらわれたか、という点だと考えられます。

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ただ、困ったことに、ADHDの子供がうつ病を併発するケースもかなり多いようで、海外の調査によるとADHDの子供のうち最大45%の割合でうつ傾向がみられるそうです。

子供がADHDなのか、うつ病なのか、違いが分からないというときは、もしかしたらADHDとうつ病を併発していることも考えられます。

そういう場合は早めに病院を受診するようにしてください。

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うつ病とは?[ADHDとの併発]

うつ病は、一般的には、気持ちが落ち込みやすく、興味や意欲、やる気が低下する心の病気です。

何もやる気がおきない、身体がだるい、しんどい、ブルーな気分、などの症状が一般的です。

子供のうつ病では、無力感、イライラする、落ち着きがない、などの症状があらわれやすいといわれています。

この辺りのうつ症状が、ADHDと似ていて違いを見極めるのが難しくなる点です。

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不安障害とは?[ADHDとの併発]

不安障害は、極度の不安や心配が原因で、不眠症になったり、体調を壊したり、日常生活に支障がでてくる障害です。

不安障害の種類には、社会不安障害やパニック障害などがあります。

子供のパニック障害も、最近では増加しているといわれています。

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強迫性障害とは?[ADHDとの併発]

強迫性障害とは、強迫観念や強迫行為にとらわれる障害です。

強迫観念とは根拠のない考えのことで、強迫行為は無意味な行為や行動を意味します。

鍵をかけたか何回も確認したり、ガスの元栓を閉めたか、電気を消したか、などが気になって気になって、外出先から家に帰ってきて何回も確認しないと気がすまない、などの症状がみられます。

しつこいくらいに手を洗う、というのも強迫性障害の症状のひとつです。

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◆この記事は、元東京大学医学部附属病院小児科医長、お茶の水女子大学大学院教授である榊原洋一先生執筆・監修「図解よくわかるADHD(ナツメ社)」の内容を元に、当サイト編集事務局の心理カウンセラーが記事編集をしています。

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